静岡県沼津市・神奈川県相模原市にあるカイロプラクティックオフィス。神経の調整、筋肉のケア、ストレスの解放、体質の改善。よく聞き、よく調べて根本から解決します。

トーカイカイロプラクティック

ご予約・お問い合わせ 055-926-7722(沼津・相模原共通)

症例紹介

症例紹介:右手首の痛み(ドゥケルバン症候群)

トップ > 症例紹介 > 右手首の痛み(ドゥケルバン症候群)

右手首の痛み(ドゥケルバン症候群)

患者様  SH様  43歳 男性

来院のきっかけ

背中が急に痛くなる。同僚の方の(当院の患者様)ご紹介で来院。背中の痛みは術後すぐに治った。3ヶ月前から右手首の腱鞘炎で凄く痛みが強く仕事が辛いと言う。病院の診断はドゥケルバン症候群とのことである。子供の時から過敏性大腸炎がある。何ケ所か病院に行くが改善しない。

症状

右手首の状態→母指の付け根の痛み。特に親指と人差し指。少し動かすだけで激痛。仕事で重いものを積み込む作業が痛くて辛い。

※以前、背中の痛みを感じた後、右手首の腱鞘炎となり整形外科へ。「ドゥケルバン症」と診断を受ける。手首における代表的な伸筋腱炎の一つで、長母指外転筋腱と短母指伸筋腱が手首の親指側で狭窄され る状態です。使い過ぎが原因であることがほとんどで、指を酷使する職業の人(最近ではパソコン使用者など)によく認められます。

※フィンケルシュタインテスト(親指を中に入れグーを作り、小指側へゆっくり回します。)その時手首に痛みを感じたらドゥケルバン腱鞘炎の疑いがあります

所見

仕事柄、重いものを持つので手首に負担がかかったのだろう。筋肉の拘縮やトリガーポイントが出来ている。筋肉の機能低下が、関節にも負担をかけてしまい炎症が発生。かなり強い痛みを伴っている。

施術

右手母指の関節や橈(トウ)骨と手首の間の関節をアクティベーターで施術。前腕の伸筋群を施術して拘縮をリリース。関節の動きを確認しながら施術。

経過

痛みが強く、毎日の仕事で負担を強いられるため、週に2回の施術を行なう。3回目頃から少しずつ痛みが改善する。10回目頃はかなり痛みも改善。 この頃から手首の動きも改善してきた。20回目頃には手首のコルセットをしないで仕事が出来るようになる。※このあたりから施術間隔を空けていく。その後は順調で、今まで痛くて出来なかった趣味の『釣り』が出来るようになる。

総括

初回来院時は、かなり強い痛みがあったようで大変そうでした。仕事で積み下ろしを強いられ、本人曰く「やけくそだった」ようです。右手首はかなり頑固な状態でしたので、本来であれば痛みの緩和を優先し集中して施術するべきでしょう。しかし、仕事を休む訳にはいかないというお申し出があり、「休まずに施術(回復→リハビリ)する方法」を選択しました。

このようなケースでは、基本的に患者さんの意思を尊重しています。
痛む姿を見るのは忍びないのですが、おかれている状況等は様々です。
ましてや、仕事の負担が原因で発生している症状の場合、仕事をしながらの施術では、改善までの期間も回数もはるかに長引きます。
可能な限り意思を尊重しますが、良くお考えの上で決めてください。

※重症ケースや外傷により、専門医療機関の受診が必要な場合は提携整形外科等へ紹介状を発行することが出来ます。