よくある症状
考えられる主な原因
上記に列挙したほとんどが、「筋肉のスパズム」と呼ばれる痙攣が原因です。
長年の体の使い方（姿勢や繰り返しの動作など過度の負担）によって、筋肉の中に拘縮（部分的に硬くなっているもの）ができてしまいます。
緊張（収縮）しやすくなってしまった筋肉は、ほとんどの人の体に存在しますが、これが進むと筋膜に炎症が発生し痛みの原因が出てきてしまうのです。
また、その炎症（筋筋膜性疼痛症候群）がトリガーポイントとなることで、様々な個所へ関連痛を引き起こしてしまうことも多々あります。
（お尻の筋肉→坐骨神経痛、肩の筋肉→片頭痛、など）
解決のための主なアプローチ
急に起こった痛みほど、筋肉の痙攣から発生している可能性が高いため、筋肉の緩和を最優先して施術を行います。筋のリリースと呼ばれる緩和を行うと、当該筋肉をコントロールしている神経のバランスも良くなっていきます。
筋肉の緊張が緩和され、神経機能が正常化されれば元通りの機能を回復し、本来の状態を取り戻すことが出来ます。
トリガーポイント施術
筋の拘縮を探し、圧迫を行います。
筋の緊張によって起こった不活発な状態を活性化させます。血流を改善させ酸欠状態を回復させることが発痛物質の放出を止められます。
筋膜のリリース
筋の拘縮が起こると、筋を包む膜＝筋膜も収縮してしまいます。
ストッキングをつまむと反対側も引っ張られる原理です。
筋膜組織は全身で一枚の膜と考えられるため、悪いところが全身へ影響しやすいのです。そのため、筋膜のリリースも確実に行うことが「より早い回復」また「再発の防止」には不可欠なのです。
神経の調整
長年使用してきた体は必ずクセがついていきます。姿勢や繰り返しの動作など思い当たる節はございませんか？？
筋の拘縮も同様に、長いことその状態が続くと癖になってしまうのです。
それだけでなく、その筋をコントロールしている神経の機能までバランスを乱していくことも実際に多々存在するのです。そうなると全身の不定愁訴など原因のはっきりしない不調に悩まされることもあるのです。
トーカイカイロでは、カイロプラクティックの施術を必ず行います。
来院の理由が急性の痛みであっても、根本的な原因をしっかり解決しておくことが「より早い改善」、「簡単に再発しない」ためには重要になるのです。
その他の生活要因
これまで肉体要因について解説してきましたが、ここ数年は「精神要因」や「生活要因」によって引き起こされる痛みも増え続けています。
精神要因
仕事や家庭のストレス、衝撃的な体験などによって、それ以降全身もしくは一部が過度に緊張してしまう。結果として、筋の拘縮が起こりやすくなり痛みの理由となる。
このような場合、ストレスのケアと同時にアプローチした方が効果的な場合があります。初回の検査時に担当の先生と相談して下さい。
生活要因
急な痛みの原因があなたの生活に潜んでいることもあります。
高いヒールを毎日履いている、高さの合わないノートパソコンで仕事をしている・・・などなど。
このようなケースでは、ご自宅でのストレッチや職場環境の改善をお願いすることで劇的に改善することもあります。気になる点は必ず伝えて下さい。